スコップを三味線にみたて、ビールの栓抜きをばち代わりに演奏を行う「スコップ三味線」。もともと津軽を中心にお酒の席や、結婚式の披露宴で宴会芸として普及。老若男女を問わず誰でも行うことができる半面、本当に弾いているように見せるには熟練の技が必要とか。
昨年12月、本場青森の五所川原市で開催された「第3回 スコップ三味線世界大会」に出場したのは、千歳市北光に住む元自衛官・森山健吾さん(69歳・写真左)。
大会には全国から170人あまりが出場。個人参加のほか、団体参加もあり森山さんは「レベルの高さは驚くばかり。民謡や演歌だけでなく、アニメソングも登場し、その底抜けに明るいパフォーマンスにすっかり魅了されました」と話します。
現在、レパートリーは60曲。新年そうそう札幌のFM局に出演し、演奏を披露したほか、6件も出演依頼が殺到し大忙し。奥さんの応援を受け、趣味であるパークゴルフの仲間から譲り受けた「60年もの」のスコップと、津軽の師匠が考案した特注品のばちで週3回の練習を欠かしません。「70歳で、再度世界大会の舞台に挑戦したい」と元気いっぱい。現在、仲間を募集中です。
映像では、世界大会で演奏した「じょんから女節」を、千歳青葉公園で演奏していただきました。
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