太宰府天満宮「梅の親善使節」一行 新千歳空港で修祓式

太宰府天満宮「梅の親善使節」一行 新千歳空港で修祓式

学問の神様として知られる菅原道真公を祭る太宰府天満宮(福岡県)の神職4人による「北海道 梅の親善使節」として1月23日に来道。同日、JALスカイ札幌(鈴木義輝代表取締役社長)が新千歳空港内に設置した特大絵馬(縦約120cm×横約180cm)の前で修祓式を行い、受験生の合格を祈願したほか、翌24日には千歳市役所などを表敬訪問。市役所では、応対した品田雅俊副市長に梅の鉢植えを手渡しました。昭和31年から毎年続けられている恒例行事で、今回で67回目を数えます。親善使節は北海道と福岡の友好親善を目的に毎年来道し、雪深い北海道に一足早く春の便りを届ける重要な役割を担っています。また、これから受験シーズンを迎える北海道の学生らにとっては、志望校合格への後押しとなる同天満宮の神事を受ける機会でもあり、毎年多くの受験生らが同空港を訪れています。修祓式には同天満宮の新西靖斉禰宜と御田幸嗣権禰宜、巫女の継岩智美さん、諌山弥央(みお)さんの4人や鈴木社長らが出席。神事では、御田さんが道内各地の受験生から集まった願い札約600枚の合格祈願を行ったほか、鈴木社長らに梅の鉢植えを手渡すなど、航路就航が取り持つ縁をさらに深めていました。一行は翌24日に千歳市や千歳市議会、千歳商工会議所のほか道庁などを表敬訪問。千歳市からは毎年5月頃に千歳産のスズラン贈呈が続けられており、民間レベルでの相互交流が活発に展開されています。新千歳空港の特大絵馬に寄せられた願い札は2月上旬にも、同社社員の手で太宰府天満宮へと奉納されます。