2024年版

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No. 写 真 記    事
5 「少年の主張」全道大会 恵庭初の最優秀賞

中学生が社会への意見や未来への希望、日頃抱いている思いや考えなどを発表する「少年の主張」全道大会が9月6日、北海道立道民活動センターかでる2・7(札幌市中央区北2)で開催。恵庭市から出場した数馬灯里さん(恵み野中3年)が道内16人の中から見事最優秀賞に選ばれ、同市初の全道優勝という栄誉を手にしました。9月17日には恵庭市役所を訪れ、原田裕市長に受賞と全国大会出場を報告。作文に込めた思いなどを語りました。数馬さんは「未来に咲く今」と題し、学生時代は勉強が不得意で、周囲に対して反抗的だった兄の成長ぶりを紹介。希望した職種に就けず、配送業界に就職した兄に対して最初は「飽きっぽい性格の兄は、希望職種じゃないと長続きしない」と思っていたが、持ち前のコミュニケーション能力と効率の良い仕事ぶりを発揮。周囲から高く評価され、2つの店舗を任されるようになった。生き生きと働く兄に、数馬さんは「夢や目標を見つけようと焦る気持ちがあったが、兄のように置かれた状況の中でやりがいを見いだせば、自分次第でいくらでも輝くことはできる」「未来だけではなく今を大切に、どう楽しむかを考えている」と文中で語りました。題材について「誰でも反抗期は来るし、社会に出て変わるということも特別な経験ではないと思い、兄を題材にしました」と話し、全国大会出場に対し「発表を通して、同じ悩みを抱えている人を勇気づけたい」と意気込みました。数馬さんは、北海道代表として10月下旬に開催される北海道・東北ブロック審査に出場。上位2名に選出されると、11月24日に東京都で開催される「第46回少年の主張全国大会」で作品を読みあげる機会が与えられます。(2024.10.11)

5 新千歳空港の作業用車両BDF通年運用

日本航空(JAL)、セコマ、豊田通商、千歳空港モーターサービス(CAMS)の4社は、JALが新千歳空港内で使用する作業用車両の燃料に、セコマの店内調理「ホットシェフ」で発生する廃食油を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)の通年運用を7月15日から開始したと発表しました。道内の空港では初の取り組みで、8月22日には運用の様子を報道機関に公開し、今後の事業展開の展望などを語りました。二酸化炭素(CO2)の排出削減に向けた取り組みの一環。道内のセイコーマートで店内調理時に発生する廃食油によるBDFを、JALが同空港内で使用する作業用車両11台が年間約2万L使用するもので、これにより年間約54トンのCO2排出量が削減できる見込み。通年運用に先立ち、昨年8月から11月まで実証実験も行われ、冬期間のBDF凍結防止に向けて軽油を50%混合するほか、燃料タンクに温風装置を設置するなど課題を解消しています。合同発表では、4社のロゴが入ったラッピング車両のお披露目や給油デモンストレーション、BDFの取り組みに関する映像紹介、4社の代表ら関係者による記念撮影などが行われ、地産地消による循環型エネルギーの構築をはじめとする先進的な取り組みの一環を公表しました。JALの林浩一執行役員北海道支社長は「道民誰もが知るセコマさんから出たBDFで、空港の車両を動かすという地産地消のサイクルが最大のポイント」と取り組みの意義を強調。セコマの丸谷智保代表取締役会長も「全道950店舗から集まる廃食油が、JALさんのCO2削減に寄与することは我々にとっても大変喜ばしい」と期待を込めました。(2024.8.30))

5 恵庭市遺族会が記念誌を発刊

恵庭市遺族会(佐伯昇会長)はこのほど、創立75周年記念誌を発刊し、7月8日の市戦没者追悼式後に会員に配布しました。その後、記念誌発刊の報告会と、第2次世界大戦資料展示会が恵庭市民会館で開催されました。恵庭市遺族会は1947年に結成。戦争で家族を亡くした市民や、子どもたちに戦争体験を語り継ぐ「語り部会」や「青年部」で構成され、約50人が所属しています。会員の高齢化とともに「最後の機会になる」と声が上がり、35年前の「40周年記念誌」以来となる記念誌発刊に踏み切りました。会の歴史や遺族のインタビューが収録され、戦争を知る貴重な手がかりとなっています。佐伯会長(写真右)は「発刊を決めてから、2年をかけて記念誌を完成させました。遺族会は今後も戦争のことを伝え、次の世代につなげていきます」と振り返りました。来賓の横道義孝副市長は「発刊にあたり多くの方に執筆していただきました。実行委員の皆さまに感謝を申し上げますとともに、社会福祉協議会の皆さまのご助力に感謝申し上げます」とあいさつしました。資料展示会では、1941年から1945年までの資料約30点が並べられました。訪れた人々は寄せ書きの入った日章旗や、1943年に届いた死亡告知書など戦争当時を物語る貴重な資料一つ一つに見入っていました。記念誌の残部は1部千円で販売中。購入希望の問い合わせは同会事務局、電話33・9436へ。(2024.8.2)

5 「ブルーファミリア」市役所を訪問

千歳在住の視覚障がい者13人で構成する音楽バンド「ブルーファミリア」の目黒達也代表が7月2日、千歳市役所を表敬訪問しました。横田隆一市長や佐々木智教育長と面会した目黒代表は、10月13日(日)に北ガス文化ホールで開催する「さわやかチャリティーコンサート2024」を前に、当日への意気込みや市民への思いなどを語りました。 ブルーファミリアは、1976年7月にオープンした千歳市の治療院に勤めるメンバー7人が集まり、同年12月に結成。市内の老人ホームや少年院などの慰問や商店街のイベントなどで活動の幅を広げ、翌年5月に第1回チャリティーコンサートを開催。目黒代表以外はメンバーが入れ替わり、現在は13人で活動を続け、1996年からは千歳市民文化センターで毎年開催しています。  訪問を受けた横田市長は「ブルーファミリアの演奏を聞くと、元気が出ると来場者からも好評です」と笑顔で応じました。佐々木教育長も「2年後は空港開港100周年と、バンド結成50周年の節目が偶然重なりますね」と不思議な縁を強調しました。目黒代表は「世界全体が暗い話題に包まれ、命の尊厳が無視されています。自分たちの音楽で生きる大切さ、命の大切さを訴えたい」と世界平和への思いを強調しました。  コンサートは10月13日の12時30分開場、13時開演で、入場料金は2000円(小学生以下は無料)。チケット取り扱いは千歳市民文化センター、玉光堂イオン千歳店、エルム楽器千歳支店、めぐろ治療院の4か所。コンサートの収益金は千歳市立図書館ブルーファミリア文庫に寄贈されます。詳細は目黒代表、電話090-3117-3660まで。(2024.7.12)

4 千歳署・千歳防犯協会など街頭啓発

千歳署や千歳市、関係団体などによる二輪車・自転車事故防止に向けた啓発活動が5月1日、道の駅サーモンパーク千歳(花園2)で実施されました。当日はツーリングで立ち寄った道内外のライダーや自転車利用者などに旗やチラシを配布し、スピードの出し過ぎや飲酒運転の防止など安全運転を呼びかけました。  春の行楽シーズン本番が到来し、道内外から多くのライダーが集まることから、バイクによる交通事故や自転車利用時の接触事故の防止に向けた啓発活動を展開しています。今年の活動には千歳署や千歳市のほか千歳地区交通安全協会、千歳地域交通安全活動推進委員協議会、キリンビール北海道千歳工場が協力し、総勢18人が参加して行われました。  開始に先立ち、千歳署交通第一課の笹森慎太郎課長が「ゴールデンウイークの真ん中でバイク、自転車利用者がお花見の後飲酒して運転するケースが残念ながらあると思われます。当署管内でバイク、自転車事故を1件でも減らす・起こさせない、飲酒運転は絶対に許さないと全員で一致団結して進めていきたい」とあいさつ。キリンビール北海道千歳工場もノンアルコールビール「グリーンズフリー」を配布し、ドライバーらに飲酒運転根絶を訴えました。  この日は晴天にも恵まれ、道内ナンバーのほか埼玉、東京など他都府県からのライダーも多く来場。参加者はライダー一人ひとりに交通安全を呼びかける旗やチラシを手渡しながら「スピードを抑えて、安全で楽しいツーリングを」などと丁寧な声かけを展開。受け取った観光客も笑顔で呼びかけに応じていました。(2024.5.17)

3 千歳市空港開港100年記念事業 ライブペインティングなど実施

2026(令和8)年に千歳市空港開港100年を迎えることを記念したアート事業「2DAYsライブペインティング」が3月8、9日の両日、千歳市栄町のイオン千歳店1階フードコート付近で実施されました。JR横浜駅エキナカなど多くの大型壁画を手がける壁画家の「Kensuke Takahashi」さんが描く千歳の未来をテーマにした壁画に、子どもたちや保護者など多くの市民が見入っていました。  千歳市民有志ら7人で構成する千歳トラベル実行委員会(高木克祉実行委員長)が主催し、JAPAN AX PROJECT(札幌市)が企画協力・監修・制作を担当。「空港100周年」をテーマに、千歳に住む人々が元気になるようなアート作品をと、現在の飛行機と北海1号機を対比させた作品を依頼。千歳周辺の自然や空をイメージした大作が完成に近づくにつれて、見守るギャラリーから歓声が沸き起こりました。高木実行委員長は「一市民としてアートがまだまだ根付いていないと感じており、この機会にぜひ触れてほしい。子ども向けのワークショップも含めて、より理解を深めていただければ」と感想を語りました。完成した作品は4月8日(月)から千歳市役所市民ロビーで展示されるほか各所で展示を予定しています。また、3月9日には千歳市民文化センターで参加型アートワークショップも同時開催。市内で活動するアーティスト・Noji(本名・野沢宏志)さんがデザインした用紙に、午前・午後合わせて約100人の参加者が色を塗るなどオリジナルの北海一号機を制作。アート体験を通じて千歳の歴史に触れていました。(2024.3.22)

2 恵庭市郷土資料館でひな人形展

   3月3日のひな祭りを前に、恵庭市郷土資料館(南島松157)では明治から平成までのひな人形の数々を展示する「ひな人形展」を開催しています。これまでに寄贈されたひな人形は、去年の夏に新たに1組増えて9組になりました。明治、大正、昭和初期のものが2組ずつ、昭和20年、30年、34年、昭和50年代、平成2年と年代もさまざま。昭和34年に作られたものは丸くふくよかな顔が特長的で、「子どもがひな人形の格好をしている」という珍しい童女人形。また、昭和50年代のひな人形は、木目人形の手作りキット一式だったひな人形です。ひな人形が描かれた掛け軸のほか、長寿と夫婦円満を願って贈られていたという能の「高砂」や、紅白の獅子の精が舞い踊る「石橋(しゃっきょう)」など、ひな人形とともに飾る風習があった人形も展示されています。説明パネルでは、ひな祭りの歴史や飾り方、時代や地方によってお内裏さまとお雛さまの左右が違うことなどを紹介。大正時代には「御殿飾り」という御殿の枠の中に内裏雛(お内裏さまとお雛さま)を飾り、御殿の枠に収めるため内裏雛が小型化していったことなど、時代とともに変わる配置と特徴、飾りなどを解説しています。来館した市内の女性は「年代など、いろいろなひな人形を実際に見比べたのは初めてです。ひな人形について深く知ることができました」と話していました。入場無料。期間中の休館日は2月26日(月)と3月4日(月)。開館時間は9時30分~17時。問い合わせは同資料館、電話37・1288まで。(2024.3.1)

1 「2024千歳・支笏湖氷濤まつり」支笏湖ブルーの氷像群が観光客魅了

   冬の支笏湖を華麗に彩る「2024千歳・支笏湖氷濤まつり」が1月27日、同湖畔の特設会場で開幕。湖水を吹き付けて作られた大小さまざまな氷像が「支笏湖ブルー」と呼ばれる澄んだ青色に輝き、夜には色鮮やかなカクテルライトに照らされて幻想的に浮かび上がります。  品田雅俊副市長は「今年の氷像もダイナミックに制作していただきました。今後も千歳・支笏湖氷濤まつりをPRしながら皆さまをお出迎えしたい」と呼びかけています。  開催は2月25日(日)まで。時間は10時〜20時(ライトアップは16時30分から)。入場料金は高校生以上500円、中学生以下は無料。問合せは支笏湖まつり実行委員会(千歳観光連盟内)、電話0123-23-8288まで。(2024.2.2)