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title:科学技術大学「理科工房」
千歳科技大理科工房 化学をテーマに2作品製作
 今回、千歳科学技術大学の学生プロジェクト「理科工房」は「化学」をテーマにムービーに挑戦しました。一つは「過冷却」の実験。もう一つの作品は「ろうそくによる爆発的燃焼実験」です。今後も、化学をテーマにした映像を製作の予定です。ご期待ください。

1 爆発的な結晶化「ブレイク」を撮る!

 過冷却とは、物質が液体から固体に変わる温度(凝固点)以下の温度でも液体のままでいる状態のこと。酢酸ナトリウム三水和物の凝固点は約50℃。50℃以上に熱した後、冷却を開始すると凝固点に達し、本来であれば固体になるはずですが変化はありません。これが「過冷却」の状態です。
 この実験は、フラスコに入れた酢酸ナトリウム三水和物を過冷却の状態にし、刺激(結晶核)を与えることで一気に凝固が始まりフラスコ内が結晶で一杯になってしまう状態をハイビジョン撮影したものです。この劇的な変化を「ブレイク」と呼びます。また、このきっかけを作る核となる素材を「トリガー」と呼ぶことがあり、実験では酢酸ナトリウム三水和物の結晶1粒を使用しています。



2 爆発的燃焼実験

 二つ目の作品は「ろうそくによる爆発的燃焼実験」です。映像では分かりにくいのですが、沸騰した湯を入れたボウルにガスバーナーで溶かしたろうそくを一気に流し込む瞬間を、1200fps(1秒間→40秒)で高速度撮影した映像です。霧状となったろうの成分が酸素と結びついて爆発的な燃焼を起こします。炎は、1m50cmくらいまで上がったそうです。
実験は、風のない状態で安全対策を施した野外で行っています。危険ですので、絶対に真似はしないでください。

fps(Frame Per Second)は1秒間に撮影する映像枚数を表します。



実験に参加した皆さん(一部)

企画・撮影 新家 浩平(千歳科学技術大学総合光学部2年)
   撮影 立花 史也(      〃      2年)
   助手 越野 琢磨(      〃      3年)
   助手 手島  駿(      〃      2年)
   助手 荻原 潤樹(      〃      2年)
   助手 戸ノ崎尚仁(      〃      2年)
   助手 徳光 聖茄(      〃      1年)
その他、理科工房の皆さんがお手伝いしています。